「もう働けないかもしれない」
「何から手を付ければいいのか分からない」
「情報が多すぎて、逆に動けなくなっている」
精神疾患で働けなくなったとき、
一番つらいのは症状そのものだけでなく、
判断を迫られる場面が一気に増えることです。
休職
労災
復職
退職
それぞれが別々の話に見えて、
実はすべてがつながっています。
この記事では、
精神疾患で働けなくなったとき
全体をどう整理すればいいか
よくある混乱ポイント
現実的な考え方
を、これまでの内容を踏まえて整理します。
■ まず理解しておきたい「3つの軸」
混乱しやすい原因は、
違う制度を一緒に考えてしまうことです。
整理の軸は、次の3つです。
① 会社の制度(休職・復職・退職)
② 国の制度(労災・傷病手当など)
③ 自分の回復状況・生活設計
この3つを分けて考えるだけで、
頭の中はかなり整理されます。
■ 休職は「守ってくれる制度」ではなく「期限付きの猶予」
休職は、
治るまで無条件で待ってくれる
制度ではありません。
会社ごとに、
期間
満了時の扱い
が決まっています。
そのため、
休職中に
次の選択肢を考えておく
ことが重要になります。
■ 労災は「責任を問う制度」ではなく「補償の制度」
労災を考えるとき、
会社を責める
対立する
イメージを持つ方も多いです。
ですが本質は、
業務によって生じた負担を
社会全体で補償する
制度です。
休職と対立するものではなく、
並行して考える選択肢です。
■ 「復職するか」「退職するか」は後で決めていい
よくある焦りがあります。
「復職するか、もう辞めるか」
「今すぐ決めないといけない」
多くの場合、
今すぐ決める必要はありません。
まずは、
回復に集中する
制度を整理する
期限を把握する
そのうえで、
選択肢を残す進め方が現実的です。
■ 判断を誤りやすいタイミング
特に注意が必要なのは、
休職満了が近づいたとき
労災の結果待ちのとき
不支給通知を受け取った直後
このタイミングは、
焦り
不安
疲労
が重なり、
判断を誤りやすくなります。
■ 「何もしない」も一つの判断だが、期限は意識する
精神的につらいとき、
何も考えたくない
という状態になるのは自然です。
ただし、
休職期間
不服申立て期限
など、
時間制限があるものだけは、
最低限把握しておく必要があります。
■ よくある勘違い:「一つの正解がある」
精神疾患で働けなくなった場合、
必ずこうすべき
これが正解
という道はありません。
大切なのは、
今の体調
生活状況
将来の希望
に合った選択を、
段階的にしていくことです。
■ 全体整理のための簡単チェックリスト
迷ったときは、
次の質問に順番に答えてみてください。
今は休職中か、退職済みか
休職期間の上限はいつか
業務との関係は考えられるか
労災申請・検討は済んでいるか
生活費の見通しは立っているか
これだけでも、
頭の中がかなり整理されます。
■ まとめ:一気に決めなくていい、でも整理は必要
精神疾患で働けなくなったとき、
一気に結論を出す必要はありません。
ただし、
何も整理しないまま
時間だけが過ぎる
と、
選択肢が減っていくこともあります。
休職
労災
復職・退職
を、
一枚の地図として眺める視点が大切です。
★ お問い合わせ・ご相談について
当事務所では、
精神疾患で働けなくなった場合の全体整理
休職・労災・退職の関係整理
今すぐ決めるべきこと/待っていいことの整理
長期的な進め方の相談
など、「何から考えればいいか分からない段階」のご相談もお受けしています。
お電話・メールでお気軽にご相談ください。
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