「労災が認められなかった」
「不支給って書いてあるけど、もうどうにもならない?」
「ここから何をすればいいのか分からない」
精神疾患の労災では、
最初の判断で不支給になるケースも少なくありません。
ですが、
不支給=すべて終わり
ではありません。
この記事では、
労災が不支給になった意味
不服申立ての流れ
次に取れる選択肢
やってはいけない対応
を、実務ベースで整理します。
■ 不支給=「業務と無関係」と確定したわけではない
まず知っておいてほしい前提です。
不支給とは、
現時点の資料・判断では
労災と認められなかった
という意味です。
つまり、
証拠不足
説明不足
医師意見が弱い
などが理由で、
判断が変わる余地が残っているケースも多くあります。
■ 精神疾患の労災が不支給になりやすい理由
実務でよくある理由は次のとおりです。
業務内容の説明が抽象的
ストレス要因が特定できていない
私生活要因が強く見える
医師の意見書が弱い
本人が悪いわけではなく、
立証の問題であることがほとんどです。
■ 不服申立てという選択肢
不支給決定に対しては、
審査請求
再審査請求
という手続きがあります。
これは、
労基署の判断を
上級機関に見直してもらう
制度です。
▼ 不服申立てで重要なポイント
単に、
「納得できない」
「つらかった」
と主張しても、
判断は変わりません。
必要なのは、
新たな資料
医師の詳細な意見
業務負荷の具体化
です。
■ 不服申立てが向いているケース
次のような事情がある場合は、
検討価値があります。
証拠を追加できる
医師意見を補強できる
判断理由に明確なズレがある
一方で、
全てのケースが向いているわけではありません。
■ 不服申立て以外の選択肢もある
労災が不支給でも、
会社との交渉
民事での損害賠償
退職条件の交渉
など、
別ルートの解決が考えられることもあります。
労災だけにこだわらない
という視点も重要です。
■ よくある失敗①「感情的に動く」
不支給通知を見て、
怒り
落胆
を感じるのは自然です。
ただ、
勢いで動く
とりあえず審査請求
は、
準備不足につながりやすいです。
■ よくある失敗②「何もせず放置」
逆に、
「もう無理だ」
「疲れたからやめる」
と放置してしまうと、
不服申立ての期限
を過ぎてしまうことがあります。
■ 不支給後にまずやるべき整理
不支給後は、
次の点を整理することが大切です。
不支給理由の確認
追加できる資料の有無
今後の生活設計
労災以外の選択肢
ここを整理せずに動くと、
消耗だけが増えてしまいます。
■ まとめ:不支給は「分岐点」
精神疾患の労災で不支給になると、
すべて否定された
ように感じる方も多いです。
ですが実際には、
次の選択肢を考えるための
一つの分岐点
に過ぎません。
★ お問い合わせ・ご相談について
当事務所では、
労災不支給理由の読み解き
不服申立ての可否判断
追加資料の整理
労災以外の解決ルート整理
など、不支給後の段階からのご相談もお受けしています。
お電話・メールでお気軽にご相談ください。
「ブログを見た」とお伝えいただければ、状況に応じてご案内します。
