「何をどう準備すれば労災と認められるのか分からない」
「会社が協力してくれない場合、どうすればいいの?」
「家族として、何ができるのだろうか」
過労死や精神疾患の労災申請では、
**結果を大きく左右するのは“準備の質”**です。
同じような出来事が起きていても、
認定されるケース
認定されないケース
に分かれることがあります。
その違いの多くは、
どれだけ事実を整理できているか
どんな証拠が出せているか
にあります。
この記事では、
労災認定を勝ち取るために重要な視点
証拠と記録の考え方
家族が果たす役割
よくある失敗パターン
を、実務ベースで整理します。
■ 労災認定は「感情」ではなく「事実」で決まる
まず理解しておくべき点です。
労災認定は、
かわいそうだから
大変だったから
という理由では決まりません。
判断されるのは、
何が起きたのか
どんな業務負荷があったのか
医学的に関係があるか
という客観的な事実です。
そのため、
感情的な訴えよりも、
事実の積み重ねが重要になります。
■ ポイント①「勤務実態」を具体的に示す
最も基本となるのが、
勤務実態の証明です。
例えば、
何時から何時まで働いていたのか
残業はどれくらいあったのか
休日出勤はあったのか
夜勤・出張はあったのか
これを、
タイムカード
業務日報
メール
PCログ
スケジュール
などで示します。
会社の記録が出ない場合でも、
本人のメモや家族の記録が補助資料になります。
■ ポイント②「業務内容の重さ」を伝える
時間だけでなく、
どんな仕事をしていたのか
も重要です。
例えば、
責任の重い業務
ノルマが厳しい仕事
クレーム対応
トラブル処理
人手不足の職場
などは、
業務負荷が強いと評価されやすくなります。
単に「忙しかった」ではなく、
内容を具体的に書くことが大切です。
■ ポイント③「発症前の出来事」を整理する
脳・心臓疾患や精神疾患では、
発症前に
どんな出来事があったか
が重視されます。
例えば、
上司からの強い叱責
大きなミスへの対応
突然の配置転換
長時間の連続勤務
などです。
これらを、
いつ
何が
どれくらい続いたか
と時系列で整理します。
■ ポイント④「医療記録」とのつながり
医学的な評価も重要です。
具体的には、
初診日
診断名
治療経過
医師の意見
と、
業務負荷との関係
を結びつける必要があります。
医師の診断書や意見書は、
重要な判断材料になります。
■ ポイント⑤「本人の記録」は強い証拠になる
本人が残していた、
日記
手帳
スマホのメモ
SNS投稿
家族へのメッセージ
は、
当時の状態を示す重要な資料になります。
特に精神疾患の場合、
心境や苦しさが書かれている記録は、
評価されやすい傾向があります。
■ 家族の役割はとても大きい
過労死や過労自死では、
本人が申請できないことも多く、
家族の行動が重要になります。
家族ができることは、
本人の様子の記録
異変に気づいた時期の整理
会社とのやり取りの保存
医療機関との関係整理
などです。
後から振り返ると、
「もっと早く気づけたかもしれない」と感じることもありますが、
責める必要はありません。
■ よくある失敗①「証拠が会社任せ」
会社が出す資料だけに頼ると、
都合のよい部分だけ
不利な部分が出ない
ということも起こります。
本人側でも、
できる限り資料を集めることが重要です。
■ よくある失敗②「出来事が抽象的」
「パワハラがあった」
「仕事がつらかった」
だけでは弱く、
誰が
いつ
何を言ったか
何が起きたか
を具体化する必要があります。
■ よくある失敗③「途中で諦めてしまう」
労災申請は、
時間がかかる
精神的につらい
という理由で、
途中で諦めてしまう方もいます。
しかし、
不服申立
追加資料提出
という道もあります。
■ 専門家の関与で変わることもある
過労死・精神疾患の労災は、
医学
法律
事実整理
が複雑に絡みます。
弁護士や専門家に相談することで、
論点整理
資料の取捨選択
主張の組み立て
が整理されることも多いです。
■ まとめ:労災認定は「準備」と「整理」で決まる
労災認定は、
運
偶然
ではありません。
勤務実態
業務内容
出来事の整理
医療記録
家族の記録
これらを丁寧に積み上げることで、
結果は大きく変わります。
★ お問い合わせ・ご相談について
当事務所では、
労災認定に向けた証拠整理
勤務実態・業務内容の整理
医療記録との関係整理
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申請・不服申立の見通し検討
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