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労働組合は政治と癒着している?|労災トラブルで知っておきたい組合と政党のリアルな距離感

日野アビリティ法律事務所

「労働組合って、政党とズブズブなんでしょ?」

「政治活動に巻き込まれそうで怖い」

「思想を押し付けられるんじゃないの?」

労働組合やユニオンの話になると、

かなり高い確率でこの不安が出てきます。

正直に言います。

• そういう組合も、確かにある

• でも、全部がそうではない

• そして“関係の仕方”にはかなり差がある

この記事では、

• なぜ労働組合と政治が結びついてきたのか

• 実際、どこまで関係しているのか

• 労災トラブルで利用する側が気にすべきポイント

• 政治色が強い組合・弱い組合の見分け方

を、感情論ではなく現実ベースで整理します。

■ なぜ「労働組合=政治」のイメージがあるのか

▼ 歴史的には、政治と近かったのは事実

戦後日本では、

• 労働条件の改善

• 労働者の権利確立

を進めるため、

労働組合と政党が

協力関係にあった時代がありました。

この影響で、

「組合=特定政党」

というイメージが残っています。

▼ デモや街宣が目立った時代の印象

ニュースでよく流れていた、

• プラカード

• 拡声器

• デモ行進

これが、

「怖い」「思想が強い」

という印象を強めました。

■ 現在の労働組合はどうなのか

▼ 結論:かなり多様化している

今の労働組合・ユニオンは、

• 政治活動を積極的にするところ

• 政治とは距離を取るところ

• 組合員の自由に任せるところ

バラバラです。

▼ 労災・個別トラブル系ユニオンの特徴

最近増えているユニオンは、

• 個別労働紛争が中心

• デモ・街宣はしない

• 政治の話を一切しない

というところも多いです。

目的はあくまで、

目の前のトラブル解決

です。

■ 「政治的癒着」があるかどうかの見分け方

▼ ① ホームページ・SNSを見る

• 政党名が頻繁に出てくる

• 選挙の話題が中心

こうした場合は、

政治色が強い可能性があります。

▼ ② 最初の相談で何を話すか

初回相談で、

• 政治の話が出る

• 思想的な話が多い

場合は、

目的がズレる可能性があります。

▼ ③ 活動内容を聞いてみる

• 団体交渉がメインか

• 政治活動がメインか

ここを聞けば、

かなり見えてきます。

■ 政治色が強い組合に入るデメリット

▼ ① 労災トラブルが後回しになることがある

• 大きな主張が優先

• 個別事情が軽視される

これは、

実務的には致命的なこともあります。

▼ ② 会社との関係が一気に悪化しやすい

政治的主張が前面に出ると、

• 交渉の余地がなくなる

• 感情的な対立になる

ケースがあります。

■ 逆に、政治色が薄い組合の特徴

▼ ① 話が具体的

• 労働時間

• 配置

• 賃金

• 安全配慮

など、

現実の話しかしない。

▼ ② ゴールがはっきりしている

• いつまでに

• 何を解決するか

が明確です。

▼ ③ 解決後はあっさりしている

• 活動への強制参加なし

• 思想的な話なし

「使って、終わり」

という距離感も普通です。

■ 労災目的なら、政治は“気にしすぎなくていい”

大事なポイントです。

▼ 組合加入=思想の同意ではない

労働組合は、

• 法律上の団体

• 利益団体

であって、

思想団体ではありません。

▼ 合わなければ、抜けられる

• 永久会員ではない

• 拘束されない

ここは安心していい点です。

■ まとめ:見るべきは「政治」より「実務」

労災トラブルで労働組合を使うなら、

• どの政党と近いか

• どんな思想か

よりも、

今の自分の問題を、現実的に解決してくれるか

を見るべきです。

政治色があるかどうかは、

使う側が選べばいいだけの話です。

★ お問い合わせ・ご相談について

当事務所では、

• 労働組合・ユニオンの選び方

• 政治色が気になる場合の判断

• 労災目的で組合を使うべきかの整理

• 組合加入前のセカンドオピニオン

など、「ちょっと怖いけど気になる」段階のご相談もお受けしています。

お電話・メールでお気軽にご相談ください。

「ブログを見た」とお伝えいただければ、状況に応じてご案内します。

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