「会社にどう切り出せばいいかわからない」
「強く言いすぎて関係が悪くなるのが怖い」
「逆に、なめられて流されそうで不安」
給与不払いに気づいたあと、
多くの人が次につまずくのが
**「会社への伝え方」**です。
正論をぶつければ解決する、
という話ではありません。
実務では、
伝え方ひとつで結果が大きく変わる
ことがよくあります。
この記事では、
給与不払いを会社に伝える適切なタイミング
使うべき言葉・避けるべき言葉
メール・口頭どちらがいいか
交渉になりやすい伝え方
を、現場ベースで整理します。
■ 目的は「ケンカ」ではなく「支払い」
まず大前提です。
会社に伝える目的は、
怒りをぶつけること
違法だと論破すること
ではありません。
「きちんと支払ってもらうこと」
これだけです。
感情を出すと、
会社は防御に回りやすくなります。
■ 伝えるタイミングは「準備が整ってから」
前回の記事で触れたように、
給与明細
勤怠記録
契約内容
を整理してから伝えるのが基本です。
「なんとなくおかしい気がする」
状態で話すと、
説明で丸め込まれやすくなります。
■ 最初は「確認」という形で切り出す
おすすめなのは、
最初から責めないことです。
例えば、
「◯月分の給与について確認したい点があります」
「明細と実働時間を見ていて、少し気になるところがありまして」
このように、
確認ベースで切り出す方が、
話が進みやすいケースが多いです。
■ 避けた方がいい言い方
以下のような言い方は、
初動では避けた方が無難です。
「違法ですよね?」
「訴えますよ」
「労基署に行きます」
正しくても、
交渉の場では逆効果になることがあります。
■ 口頭か、メールか
▼ 基本は「記録が残る形」が安全
可能であれば、
メール
社内チャット
など、
やり取りが残る形がおすすめです。
口頭の場合でも、
日時
内容
をメモに残しておくと、
後で役立つことがあります。
■ 会社の反応別・考え方
▼ 素直に認めた場合
支払時期
金額
方法
を、
できるだけ具体的に確認しましょう。
▼ 曖昧な説明をされた場合
「検討します」
「確認します」
で止まる場合は、
一度持ち帰って次の手を考える余地があります。
▼ 責任転嫁された場合
「経理の問題」
「上が決めている」
この場合、
個人対応では限界が近いサイン
かもしれません。
■ 会社に伝える前に決めておくと楽になること
以下を、
自分の中で整理しておくと、
話がブレにくくなります。
最低限、支払ってほしい金額
支払期限の目安
応じてもらえなかった場合の次の手
「どうなればOKか」を決めておくことが、
冷静さを保つ助けになります。
■ まとめ:強さより「淡々さ」
給与不払いの話をする場面では、
強い言葉
感情的な態度
よりも、
事実
淡々とした確認
記録
が、
結果につながることが多いです。
交渉は、
感情戦ではありません。
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当事務所では、
会社への伝え方・切り出し方の整理
メール文面の考え方
交渉すべきか、次に進むべきかの判断
話し合いがこじれそうな場合の対応整理
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